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コード:ピアノを学ぶ上で大切なツール
 
私は11、12歳の頃、アメリカのリズム&ブルースやイギリスのロックを聴き始め、ピアノで弾いてみたいと思いました。ところが、売っている楽譜についていたコードネームの意味がよく分からず、ショックを受けたのを覚えています。
そこで本屋さんでピアノ・コード・ブックという本を見つけ、早速コードを独学で勉強し始めました。なんとこれが私の大切なピアノ教則本の一つになり、今でも本棚にあるんです!

私は学生の頃譜読みが苦手でした。高校のピアノ科で難易度の高い曲の譜読みを短時間にしなければならなかったので大変でした。でもある時、譜読みにコードの知識が役立っている事に気が付きました。鍵盤の上のコードのイメージと音符を結び付けて即座に正しい音を弾けるので、譜読みのプロセスをいくつか飛ばして素早く曲が学べるようになったのです。

譜読みの技術を伸ばすには、できるだけたくさんの音符を読むに限りますが、私は、ピアノ・コードを学ぶことを練習メニューに取り入れるのも価値があることだと思います。コードの知識はクラシックだけでなく現代音楽の譜読みに便利な道具ですし、もっと深くコードを勉強すればピアノ・アレンジをする上で重要なツールになります。
 











 

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